創業した事業の内容

インターネット環境で稼働するクラウド型バスロケーションシステム「BUSit(バスイット)バスロケーションシステム」（特許（特許第5216931号「バスロケーションシステム」）を取得）を開発しました。
このシステムは、バスに装備するGPS車載器にAndroid端末を採用し、センターシステムにクラウドサーバーを利用することで、どこでもリアルタイムに運行管理が行え、機能のバージョンアップや監視も容易です。運行中のドライバー操作も不要で、運行ルートの確認、運行遅延状況確認、本部からの運行指示の自動音声読み上げ機能等も提供しています。
さらに、インターネット環境さえあれば動作できるため、ローコストで高精度、短納期で本稼働できるシステムを実現しました。バス利用者の案内はNFC技術によりスマートフォンをバス停のステッカーにかざすだけで利用でき、その他、QRコード・WEBサイトからもアクセスできます。そのため誰でも簡単に、スマートフォン・タブレット・パソコンから、バス停にあと何分でバスが到着するかを知ることができます。
デザインやUI（操作工程）に着目し、バス会社が操作する運行管理画面、そして、バス利用者が利用する運行案内画面も直感的に利用できるよう工夫しています。そのため、使いやすさや分かりやすさには定評があり、他メーカーのバスロケーションシステム3社と連携した実績もあります。

今後の抱負

2020年の東京オリンピックに向けて、これからますます観光客が増えてきます。高齢社会が到来し、今まで自動車に乗っていた方がバスに乗り換えるなど、公共交通機関がとても重要になってきます。そういった方々の利便性を考慮しながら、広島で実際に利用実績が増えているという実績を踏まえて、スピードアップして営業展開をしていきたいです。
また、生活路線としてのバス利用から、お出掛けとしてのバス利用が活発化するよう、観光情報、イベント情報等も提供したいです。サイトの多言語対応やバス車内英語音声案内など機能を充実させ、インバウンド旅行者にも便利に使ってもらいたいと考えています。
将来は、バスだけでなく、いろいろなモビリティーをIoTで連携し、人と街とモビリティーを連携するスマートモビリティータウンを実現する要となれるよう、AI・センサー技術を取り入れて成長していきたいです。
タクシーやデマンドバス、スクールバス、配送業者のリアルタイム動態管理としても事業を拡大していき、将来的には、カーシェアリング、レンタル自転車の管理、そして家や学校、駅、バス停をつなぐプラットホームを目指していきたいと思います。

会社情報