最高の環境から、最高のサービスは生まれる。
人とサービスのレベルアップは環境づくりから。

  • PROFILE
  • 2012年に社員3人でまつげエクステサロン「eye+」の1号店をオープン。わずか5年のあいだに直営店6店舗、FC店2店舗、スクールの開校や商材の開発、保育園の開園に至り、総従業員数170名までの会社に急成長を遂げる。2016年には託児スペースとワークスペースを併せ持つ、子育てママのワークスペース【ピーカブー】を中区袋町にオープンし注目を集め、早くも2017年6月には【ピーカブー】第2号も広島市郊外に開設される予定。
    美容サロンも複数店の出店を控えているという。

教えて先輩!創業でつまずくポイント、乗り越えるコツ その1
人材確保の成功は、スタッフが喜ぶ環境整備から。

優秀な人材の他、
商材の開発までこだわることで、
ワンランク上のサービスを提供。

 実はまつげエクステサロンをオープンする前に、整体師として1人で創業していました。まつエクのサロンに切り替えたのは2号店を出した時のことです。それまでは1人でやっていましたが、店舗が増えれば人に任せる部分も増えてきます。従業員が増えた分、それなりの売り上げを確保していくには、客単価がより高い美容関連がいいだろうということで、当時注目されはじめたまつエクのサロンを展開することにしたのです。
 創業資金に関しては、自己資金が500万円、2つの銀行からそれぞれ300万円、100万円ほどを融資してもらいました。銀行には2・3カ月ほど通ってやっと借りることができました。思い返すと数百万円借りるのにとても苦労した記憶がありますね。開業資金から400万円を出店準備に、100万円を運転資金にあてました。
 おかげさまで、1号店は思った以上に順調で、翌年には2号店、半年後には3号店、4号店と、いいペースで事業を拡大することができました。こうした成功の裏には、「サービスの質」にこだわるより前に、「サービスを提供するスタッフの環境」に目をむけ、「最高のサービスは最高の環境から生まれる」という社訓を掲げ、環境改善に徹底して取り組んだことが挙げられると思います。スタッフが安心して働ける環境が整ってきたら次はサービスの質の向上を目指しました。当社のサービスが多くのお客さまにご支持いただけているのは、当社が商材づくりから手掛けるようになったことも大きく関係していると思います。まつエクが登場した当初、よくトラブルが取り沙汰されていましたが、それらの主な原因は技術者の技術不足の他、粗悪な商材にあるのではないかと考えて、それならいっそ商材づくりからやってみようと考えたのです。さらに技術面もより高度なものをお届けできるように、スクールの運営も行っています。また、サロン経営においては、サービスを提供する良い人材の確保が最も大切。「最高のサービスは最高の環境から生まれる」という社訓のもと、さらなる環境整備を図りより良い人材の確保に取り組んでいます。

教えて先輩!創業でつまずくポイント、乗り越えるコツ その2
綿密な試算をもとに“損をしないビジネスモデル”でニーズに応える。

子育て中のスタッフの負担を減らすため、
事業所内に託児+ワーキングスペースを開設。

 では、いったいどんな環境整備を行ったかというと、まず社会保険の整備と休日の確保からですね。基本的なことですが、美容関連のサロンでは「休みもなかなかとれない」「福利厚生も整っていない」といったケースがいまだにたくさんあります。また、ママスタッフには産休・育休はもちろん、出産祝い金や育児手当なども支給しています。決して高額な手当ではありませんが、それは会社からの「子育てしながら働いてくれてありがとう」という感謝の気持ちでもあります。おかげさまで妊娠・出産を理由に退職したスタッフはおらず、ママスタッフが多く活躍してくれています。
 そしてもう一つ、昨年6月に広島市内に子育てママのワーキングスペース【ピーカブー】をオープンしました。こちらは施設の半分を保育士が常駐する保育園、もう半分を大手企業から委託を受けた業務(Webサイトのライティング業務など)のワークスペースとして利用しています。以前から、当社では、ママスタッフの数が増えるにつれ、彼女たちの負担を減らす保育サポートの充実をどうしようかというのが課題でした。事業所内託児所をつくるにしても、ざっと試算しても毎月200万円の赤字になる。そこで赤字を出さないように事業化するにはどうしたらよいかと考えカタチになったのが、【ピーカブー】です。半分をワーキングスペースにし、大手企業から委託業務を受けることで、赤字が相殺できました。現在、【ピーカブー】には、オフィススタッフの子どもたちが30人、それに美容スタッフの子どもたちも預けられ狙いどおりの施設が実現しました。実は今年の6月にも、広島市郊外に同じような託児+ワーキングスペースをオープンしようと準備を進めているところです。

教えて先輩!創業でつまずくポイント、乗り越えるコツ その3
経営者が主役の話は、スタッフに伝わらない。

自分を主役にして話していては、
誰もついてきてくれない。

 これまでを振り返って苦労したことというと、自分の場合はスタッフとの関係づくりですね。他業種からの参入のため、当然技術的な知識はゼロです。専門的なことは到底スタッフにかなうはずがありません。そこで「自分は経営」「現場はスタッフ」という役割分担を徹底しました。しかし役割を分担すれば、その分コミュニケーションが必要となります。どんなに気心が知れたスタッフでも、思いは伝えるべくして伝えないと、どこかに食い違いが生じてしまいます。そこで言葉にするように心掛けたのですが、これがまた難しいのです。経営者というものは強い思いを持っているため、つい自分を主役にしてしゃべりがち。でも、それでは誰もついてきません。より良い関係を築いていくために、スタッフみんなが自分のこととして受け止められるような伝え方をするよう努力しました。
 人材育成に関しては、自分には技術的な知識がないので、人に任せるしかありませんでした。でも結果的にはそれが良かったようですね。新しいスタッフを育成することが、今の主要メンバーの成長にもつながったようです。育成で得た教訓は「任せて、信じて、待つ!」です。思いをしっかり伝えていれば、必ずスタッフは応えてくれます。
 いろいろ苦労はありましたが、たった1人で整体サロンを切り盛りしていた頃を思うと、今こうして会社にして本当に良かったと思います。というのも組織の場合、人が1人増えると、足し算でなく、掛け算でパワーアップしていきます。そこが会社を創業する魅力ではないでしょうか。今後も「最高のサービスは最高の環境から生まれる」という社訓のもと、スタッフの物心ともにより高い充実を目指していきたいと思います。定量的な目標はスタッフ平均年収400万円の実現。また、700万円~1000万円を稼ぐスタッフもどんどんつくりたいと思っています。

会社情報

事業所名 株式会社クリエイティブラボ
所在地

〒730-0029 広島市中区三川町5-4-2F

連絡先

TEL : 082-244-3511

ホームページ http://www.creativelab.co.jp/
創業 2012年
従業員数 170名
業種 サービス業
事業内容

美容サロンの経営 保育関連施設の運営 ワーキングスペースの運営 前各号のフランチャイズ事業・コンサルタント事業・講演事業

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