創業した事業の内容

特徴的なLEDデバイスを開発し、量産化も行っています。量産化については、香港のパートナー企業と組むことで手配を任せ、当社は販売のコミッションを受けることで、資金的な負担を軽減しつつ、開発に専念できる体制を整えています。
事業の新規性・独自性について紹介すると、やはり手がけるLEDデバイスの特徴に集約されます。一番の強みは当社の保有する特許により、光の色や明るさを自在にコントロールできる点です。
一つのLEDで複数の発光色を出せるLED（ZG6）の量産化に関しては、広島県の産業振興機構によるチャレンジ応援でご支援いただき、実現が可能となりました。
特に、中国ローカルなどの他社では実現されていないレベルの、小さい色の領域で管理するプロセス技術を国内の委託工場で確立し、差別化も図っております。
また、同じ特許技術を生かして、黒体輻射軌跡上で色が変化するLED（ZG7）も実現しました。この技術はLEDの専門誌に掲載され、反響を得ています。

〈取得済み特許〉
・特許第6481245号 発光装置
・特許第6481246号 発光装置の制御回路および発光装置
・特許第6535840号 発光装置
・特許第6536967号 発光装置および照明装置

〈出願中特許〉
・特願2019-168634号 ブルーレスLED技術

上記出願中特許にて、ブルーライトの光を低減させ、より自然に見えるLEDの光（Bless LEDテクノロジー）を独自に開発。「光のまぶしさを低減」「顔に向けて照らした際、より顔色が明るく見える」という特性を生かしたデスクライトに展開を図っています。

今後の抱負

近々の予定としては、前述のBless LEDテクノロジーを使ったデスクライト「CURAL（キュラル）」シリーズの量産販売を開始します。ブルーライトを低減した目にやさしい光は、コロナ禍によるステイホーム中でも安心してお子さまに使っていただけます。また、就活やテレワーク、オンライン学習といった場面でも、よりイキイキとした自然な表情を光によって演出します。なお、デスクライト「CURAL i（キュラルアイ）」は2021年4月下旬より、「CURAL f（キュラルエフ）」は2021年6月以降に量産販売を開始する予定です
その他にも、いずれは広島県内の企業と連携して、照明とAI、IoTを組み合わせた事業に携わりたいと考えています。例えばLED栽培や養殖事業など、照明をリモートで制御する際、当社の色を制御する技術が活用できるのではないかと思っております。
社会に多様なLEDの光を提案することで、日本発の光を楽しむ文化を構築するお手伝いができればと願っています。

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