創業した事業の内容

当社の事業は学習障害の大部分を占める読み書き障害「ディスレクシア」専門の留学エージェントです。一般的な留学に比べ、緻密にマッチングが必要なケースに対応し、障害の受け入れが可能で、本人の得意が伸ばせる学校を紹介しています。また、ディスレクシアに限らず、ニーズがあればその他の学習障害（ディスプラクシア、ディスカルキュリア）、発達障害（ADHD、ASD、感覚過敏）などにも対応可能です。
実際の留学にあたっては、数日間のお試し留学への同行通訳や、専門的な検査機関への紹介および診断書の英訳など、通訳・翻訳業で培った経験を活かし、ワンストップのサービスを提供しています。
その他、国内外の講師による講演会の企画・実施（通訳含む）を通して、日本国内のディスレクシア認知度アップや対応可能な教師、学校を増やす活動も行っています。
数ある留学エージェントの中でも、ディスレクシア専門のエージェントは当社のみであり、その点は大きな独自性と言えます。一般的な留学エージェントであれば、留学先の特徴等をデータで確認するのみで、出発の手配にとりかかりますが、当社では必ず先にマッチングの旅をすることで、障害のある方も、学校側も、どのようなサポートが必要か、受けられるのかを、あらかじめよく理解した上で留学をスタートします。
「母親目線（自分の子にされて嬉しいことしかしない）」と「得意伸ばし主義（苦手なことばかりに焦点をあてない）」をモットーに、お一人おひとりに時間をかけて、丁寧なサービスをお届けしています。

今後の抱負

創業したのが一昨年の11月ですので、やっと1年が過ぎたところです。想定外のこともいろいろありましたが、留学事業に関しては試行錯誤しながら、この1年で体制を整えられたと思っております。
現在、当社においては7件の新規留学相談が具体的に進んでおり、同時進行で準備を進めております。当初、私が思い描いた以上に、留学事業は順調に進んでおり、あらためて需要があったことを再確認した次第です。
一方、当社では創業当初より「学習障害を持つ人がもっと生きやすい社会をつくること」を目標に活動を展開してまいりました。その目標を達成するには、留学事業だけでなく、国内における取り組みも必要だと考え、国内での活動を加速させるべく動いてもおります。
まずは、その第一歩として他企業と共に、学習障害のお子さまがいるお母さんたちをサポートするサービスを提供して行く予定です。具体的には来年の4月呉市の広にオープンを予定している施設で、子どもたちが遊んだり、学んだりしているあいだ、マッサージやヨガなどのサービスが受けられ、コーヒーを飲んでほっと一息つき、同じような境遇のお母さんたちと交流できる機会を設けたいと考えています。
さらにはこうした取り組みが継続していくように、若手の育成などにも力を注いでいく所存です。

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