「友達同士での創業はNG!」にあえて挑戦。
1+1=2ではない、無限の可能性。

  • PROFILE
  • メディカルアロマテラピーを担当する向原さんとフェイスリモデラーの牧平さんが出会って、「健康に美しく」をテーマとした、女性のためのサロンを開設。子育てや家庭との両立を図りながら、2人で力を合わせて人生初の経営に奮闘中。スクールスペースとなっているサロン2階では、ママたちが交流できる教室等も開催している。

教えて先輩!創業でつまずくポイント、乗り越えるコツ その1
ママたちが挑戦するセカンドキャリア。関門は家族の理解。

創業はそんなに簡単じゃない!
反対する家族と何度も話し合いました。

 こちらの物件を借りるまでは、それぞれ自宅でサロンを開設していました。向原はメディカルアロマテラピー、私(牧平)はフェイスリモデリングを得意としていたので、2人の得意分野を生かして、相乗効果が生まれるようなサロン経営ができたらいいねということで、一緒に創業準備に取り掛かりました。
 しかしお互い家庭もあり、子育て中の主婦でもありますので、家族の理解を得るのは大変。主人たちからは、「趣味でやるうちはいいけど、本当に仕事になるのか?」「経営はごっこじゃないんだぞ!」と、散々反対されました。家庭あっての自分たちですから、私たちとしても「絶対家庭には迷惑を掛けないから!」と、相当の覚悟をして何とか了解を得ることができました。
 説得するのは大変でしたけど、あの時に時間をかけて話し合えたのは、かえって良かったと感じています。家族とはもちろんですが、2人の間でも役割分担やお互いのやりたいこと、どういうサロンにしていきたいかをじっくり確認できました。よく、友達同士が軽いノリで創業すると、後になって言いたいことが言えず失敗するという話を聞きますが、そういった失敗は、話し合いが十分でないことが原因の一つではないでしょうか。1+1は単に2ではなく、3にもなるし、4にもなる。2人で挑戦する可能性は無限大だと思っています。でも、ちょっとしたズレでマイナスになりますので、そうしないためにも、創業時によく話し合うことが必要ですし、創業してからもお互いの思いを隠さず随時確認した方がいいですね。

教えて先輩!創業でつまずくポイント、乗り越えるコツ その2
政策金融公庫ってなに? 知らなかった創業支援機関。

資金はどこに相談すればいいの?
商工会議所から政策金融公庫へ。

 家族の説得が一段落したら、次はいよいよ開業準備です。家庭に迷惑を掛けないと言った手前、開業資金を家計から持ち出すわけにはいきません。融資を取り付ける必要があったのですが、「さて、いったいどこに相談すればいいのだろう?」といった状態でした。最終的には政策金融公庫から資金を調達したのですが、当時の私たちは“政策金融公庫が創業の相談に乗ってくれる”といった知識さえありませんでした。たまたま商工会議所で相談したところ、政策金融公庫を紹介され、やっと道が開けるといった感じでした。
 店舗の物件自体は、知り合いを介して表通りに面した手頃な建物を見つけていたのですが、古い物件でしたのでどうしても改装が必要でした。改装費の目安を付け、政策金融公庫の担当の方にお話したのですが、交渉のための作戦などは何もありませんでしたね(笑)。2人の熱意だけでした。希望の金額には及びませんでしたが、それでも創業に必要な資金を得ることができたので、商工会議所の方や公庫の方にはとても感謝しています。
 苦労して手にした資金ですから、改装もできるだけ資金の範囲内で収まるようにと節約を試みました。大工さんと話し合いながら、なるべく費用が抑えられるやり方で、自分たちが思い描くサロンを実現したつもりです。その結果、1階は施術を行うスペースとし、2階はスクールスペースとして、各種教室を開催してお客さまにお喜びいただいています。2階のスペースでは自分たちの教室も行いますが、今までの自分たちと同じように、自宅でサロンを開業し教室などの場所に苦労していた方たちにも、どんどん使ってもらいたいと思っています。

▲2Fスクールスペース ▲2Fスクールスペース
教えて先輩!創業でつまずくポイント、乗り越えるコツ その3
雑務で無駄が増えるなら、お金を掛けても解決する!

主婦業と経営の両立は時間に追われる毎日。
忙しさから帳簿の管理がついつい後まわしに。

 実際にサロンをオープンしてからは、チラシやSNSをお客さまとつながるツールとして活用しています。他にも住宅展示場が催すイベントに出店させてもらうなどして、ご縁を広げるようにしています。
 帳簿管理などは、共同経営ですので2人で協力して、できる人間ができる時間にやるようにしています。2人とも主婦業との両立ですから、正直時間的にゆとりがあるとは言えません。特に小さな子どもたち(6歳・3歳・0歳)のお母さんでもある向原は、保育園のお迎えまでに仕事を終えなければならないので大変です。急いで店を閉め、翌日まとめてお金の計算をしていると、お金が合わないことがたびたびあり、どうしたものかと頭を悩ませていました。実は節約のために、オープン当初はレジスターを導入していなかったのですが、こんなに計算が大変なら、やっぱり導入しようということになり、レジスターを購入してからは、間違いに悩むことも少なくなりました。節約したつもりでいても、結局無駄が生じる事例ですね。
 また2人とも、勤めた経験はあっても(向原はケーブルテレビ局勤務、牧平は保育士)、経営者としては分からないことや迷うことばかりです。そんな時、相談相手として、資格取得までレッスンに通っていた先生にアドバイスをいただいています。先生ご自身もサロン経営の先輩であるので、迷ったり、つまずいたりするポイントは一緒。頼りになる相談相手です。創業に至るまでの力にもなってもらいましたし、創業のためのネットワークを築くサポートもしていただきました。私たちもスクールスペースの運営などを通じて、これから創業を目指す女性たちの力となり、間接的ではありますが創業をサポートしてくださった皆さんに、恩返しできたらいいなと思っています。

会社情報

事業所名 Pure salon naonao
所在地

〒720-0825 広島県福山市沖野上町3丁目8-28

連絡先

TEL : 080-2885-1503

ホームページ http://ameblo.jp/la-casa-angel/
創業 2015年
従業員数 2名
業種 サービス業
事業内容

フェイシャルトリートメント、メディカルアロマテラピー

ページトップへ戻る